生花祭壇作成とは?仕事内容を解説|葬祭ジョブ
生花祭壇作成の仕事
葬儀での生花を用いた装飾を行う生花祭壇作成。「生花を美しく見せる」ことがもっとも重要になる職業で、生花の入荷から葬儀場で披露する花祭壇や花束の装飾まで、長時間、花と向き合って作業をすることが求められます。

近年では、家族葬も増えているため、花祭壇の装飾ではなく、「お柩」を中心に、故人が天国のお花畑の中にいられるようなイメージで、「お柩」の周りをお花で装飾する葬儀も多くなっています。
具体的な業務内容
・生花の入荷作業(水揚げ)
・花祭壇や花束の装飾、供花の作成
・祭壇の配送・組み立て
・運転業務
・ご遺族やご参列者の御供花の設営、名札の作成
・会場の入口、受付机、焼香台などの装飾
・別れ花の準備
・事務作業
早朝に行う生花の入荷では、大量に届いたお花の茎を専用ハサミで斜めにカットする「水揚げ」を行い、長持ちさせるようになった状態で冷蔵庫に保管します。これは、一番キレイな状態のお花を葬儀場で披露できるようにするためです。花祭壇や花束を装飾していく際には、依頼票(見本となる写真や故人の意向・宗教などが記載)を元に、花祭壇ひとつにつき、1時間~1時間半で作業を進めていきます。祭壇の一部(ご遺影の部分)やお櫃をお花で装飾する場合もあります。装飾した祭壇などは一度すぐに組み立てられる状態にばらして、葬儀場に配送した後、再び組み立て設営します。

会場では、ご遺族やご参列者から贈られる御供花の設営、名札の作成や会場各所の装飾も行い、ご葬儀の後には、祭壇や供花の花を切って、ご遺族やご参列者に別れ花を渡します。就業先の会社によって、複数の葬儀場で設営や回収を行います。また、回収後に就業先での事務作業もありますが、残業は少なく、就業先の17〜18時の定時には退社できることがほとんどです。(繁忙期には、設営や回収が深夜朝方にまで及ぶ就業先もあります。)
仕事のやりがい
装飾した花祭壇を見たご遺族が喜ぶ顔や、感謝の言葉をいただくことは、生花祭壇作成の一番の励みです。一方で、花祭壇の組み立てや回収をはじめ、水の入ったバケツや供花を何度も運ぶのは重労働にもなるもので、葬儀会館や関係各所への車での移動、案内スタッフとしてのご参列者の誘導、受付補助など、裏方としての仕事も多いため、体力的にも大変です。それでも、装飾した花の華やかさは、葬儀の仕事の中でもご遺族やご参列者の心に訴えかけることができるもので、強いやりがいを持てるところです。

また、生花祭壇作成の仕事は、早出出社はありますが、定時退社が多い就業先がほとんどで、家族との団らんの時間や健康的な生活スタイルを得ることができるのも転職者に好評です。
仕事に向いている方
下記のいずれかに該当するような方が、生花祭壇作成として活躍されています。
・長時間花と向き合って、美しく見せる装飾を追求できる方
・相手に寄り添って真摯な気持ちで仕事ができる方
・礼儀正しく、清潔感のある接客ができる方
・人と話すことが好きで、人に感謝される仕事がしたい、人に尽くすことにやりがいを感じる方
・臨機応変に対応し、判断力がある方
・花祭壇の設営や回収を複数の会場で行うなど、体力に自信がある方
・20~30代の方、男女不問でご活躍されています
(業界未経験、職種未経験の方でも就業可能です)


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