エンバーマーとは?仕事内容を解説|葬祭ジョブ
エンバーマーの仕事
エンバーマーは、故人様にエンバーミングという技術を施し生前のお姿に近づける技能を持った専門職です。故人様の尊厳を守るため、またご遺族のご希望により施術します。日本ではまだあまり馴染みのないお仕事ですが、最近ではエンバーミングを希望されるご家族も多く、注目度や需要がますます高まっています。エンバーマー(日本遺体衛生保全協会による認定)の資格もありますが、国家資格ではありません。資格取得のためには日本遺体衛生保全協会の認定養成学校に通い、資格試験に合格する必要があります。そのほかの方法としては、アメリカやカナダの葬儀学校に留学し、エンバーミングの資格を取得することも可能です。
具体的な業務内容
・エンバーミングの処置
・アフターケア
・ご遺族へのフォロー
・海外移送対応
など、勤務先による違いはありますが、その仕事内容は非常に専門的です。 お葬式の前に、ご遺族からのエンバーミング依頼書とヒアリングに沿ってご遺体にエンバーミングを施します。化粧や防腐に関する知識とスキルが求められるだけでなく、遺体が外傷を受けている場合もあるため、元の状態にエンバーミングできるように解剖学に関する知識も必要です。またご遺族とのコミュニケーションも大切な要素の一つとなっています。そのほかに葬祭ディレクターと状況の報告を行いつつご葬儀に合わせてエンバーミングの施術を行ったり、処置後に書類を作成するなどデスクワークの要素も含まれます。
仕事のやりがい
エンバーミングを施すことで、通常であれば2日程度で火葬しなければならないご遺体を長く、美しく保全することが可能です。そのためご遺族やご友人がゆっくりと最期のお別れをすることができることが最大の利点とされています。また損傷の激しいご遺体を美しく修復することで、ご遺族の心理的負担を和らげることも可能です。ご依頼から葬儀までを経て、無事に故人様をお見送りできた時、達成感とやりがいを感じられます。

また、エンバーミングのお仕事は専門的知識はもちろんのこと、葬儀を行う葬祭ディレクターと連携をとって処置を進める必要もあるため「チームプレー」も大変重要です。コミュニケーションをとりながら、業務を円滑に進める必要があります。 そのほかエンバーマーの資格は4段階ありますので、資格取得後に更なるキャリアアップも目指せます。今後需要がさらに増加すると見込まれる業種です。


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