葬祭ジョブには、葬祭業界での勤務経験がある転職エージェントが複数名います。
今回はそんなエージェントに、葬祭業界で働くことになったきっかけや、やりがいなどを聞きました。
藤井:女性の場合、育休や産休をしっかりとったり、プライベート重視で働くのであれば、葬祭ディレクターよりもセレモニースタッフや、納棺師の方が働きやすいと思います。
夜間勤務がないのは大きいです。
私がいた葬儀社に限るのかもしれませんが、葬祭ディレクターは連休が取りにくかったなというイメージです。
竹村:私がいた会社の場合、葬祭部門はシフト制で一応希望休を取ることができました。ただ、直前で予定が変わることもあるので、先々の予定が立てにくいというのはあるかもしれないですね。
このような勤務管理の面に関しては、会社ごとに本当に差が大きいので、一概には言えない部分だと思います。
藤井:葬祭ジョブに登録をいただいた葬祭業界未経験の方からは「葬祭業ってブラックじゃないですか?」という質問をよくいただきますが、業界全体としては、かなり改善されてきているように感じます。
竹村:私がいた会社では、産休育休を取得される方もいましたし、労務管理もしっかりしていました。こうした働きやすさについては、大手葬儀社のほうが整っているかもしれません。
藤井:そうですね。会社ごとにかなり違いはありますよね。
私が大学卒業後に入社した会社は、年間休日が70~80日で、有休もありませんでした。
給与の基本給の中にいろいろな手当てが含まれていて、何かあるとその基本給から天引きされてしまうんです。
たとえば社用車に傷をつけたと言われたことがあって、半年間毎月5,000円、計3万円天引きされたこともあります。
とんでもないですね。
藤井:また、コロナの濃厚接触者になったときは出勤停止だったのですが、1月に9日間しか出勤できなかったんです。その時は9日分の給与しか支払われなかったですね……。
こんな風に、求人の募集要項を見ただけでは分からない情報もたくさんありますから、気になる求人や疑問に思ったポイントは、ぜひ葬祭ジョブに問い合わせていただけたらと思います。
私はこういった経験をしてきたからこそ、葬祭ジョブを使うメリットを感じます。
募集要項だけでは分からない情報もしっかり確認したうえで転職先を選ぶことが成功につながる鍵だと思います。
私が以前働いていた会社では「基本給29万円」っていう求人広告を出しているんですよ。でもそれは、月に10回会社に泊まった場合の給与なんです。
こんな風に、それはおかしくない?という求人もありますから、そういった点も注意してほしいと思います。
夜間帯勤務に入るのか入らないのか、残業代はどうか、ちゃんと勤務時間の管理をしているのか、こういうことをぜひ葬祭ジョブに聞いていただきたいですね。
自分では聞きにくいけれど、知りたいことってありますよね。
他に葬儀社で働く前に知っておいた方が良いことはありますか。
藤井:18時以降の勤務が絶対に発生する仕事だということは、知っておいた方が良いと思います。
毎日ではありませんが、お通夜があればその分帰りも遅くなりますし、入社してから「こんなはずじゃなかった!」とならないためにも、勤務時間はしっかりと把握しておいたほうが良いですね。
あとは、お彼岸やお盆、寒中見舞いや喪中はがきなど、普通に生活しているとなかなか意識することがなくなってきた、日本の儀礼的な部分にもたくさん触れることになります。
カレンダーの友引とか「こんな風に気にする人もいるんだな」というのはびっくりされるかもしれませんね。
ありがとうございます。
藤井:会社によるのですが、意外と稼げない期間があるな、と思いましたね。
未経験で入社すると、最初は当然研修からスタートします。
葬祭ディレクターとして1人で見積もりして、お客様からお金を頂けるようになるまでは、そんなに多く稼げるわけではなかったですね。
竹村:私の場合は、葬祭業界で働く人は物静かな人が多そうだなぁと思っていたのですが、実際に働き始めると、全くそんなことはなかったんですよ。
飲み会が大好きな人とか、カラオケでめちゃくちゃ盛り上がるタイプの人、休みには毎回アウトドアを楽しむ人もいました。世間一般の葬儀社のイメージと、内側から見る葬儀社って、だいぶ違うんだなというのは強く感じました。
日頃、落ち着いた雰囲気を出している分、気持ちも落ち込みやすい人もいると思います。だからこそ、そんな気持ちをカバーするように、みんなで雑談をしたり、社内でお楽しみ会を開いたりもしましたね。
メンタルケアも大切にしている会社だったんですね。
他にもギャップってありましたか。
藤井:1件の葬儀を行うのに、想像よりもずっとたくさんの人が関わっているんだな、ということは、葬祭業界に入らなければ分からなかったと思いますね。
葬儀社が全てやっているわけではなく、搬送業者さんや納棺師さん、料理屋さんや配膳の担当者さん、セレモニースタッフや司会の人、お花屋さんや返礼品屋さんなど、たくさんの人が携わっているんです。
そのようなたくさんの人達をまとめるのが葬祭ディレクターというお仕事なんです。
なるほど、指示を出すという感じではなくまとめるイメージなんですね。
藤井:ご遺族のお話を聞くのは基本的にディレクターだけですから、伺った要望をそれぞれの担当者に伝えるチームの連絡役でもありますね。
では、葬儀社で働く前に、事前に覚えておいた方が良いことはありますか。
藤井:内定をもらってから入社までに覚えた方が良いことというと、仏教の宗派の種類ですね。たとえ未経験で入社初日であっても、葬儀の会場に立っていればご遺族は葬儀社の人だと思われます。
お通夜の会場に立っていると「この葬儀って何宗ですか?」とか「お焼香何回したらいいですか?」「何時までの式ですか?」など、簡単な質問をよくされます。
ですから、自分が携わる葬儀の基本的な情報は把握できるようにしておいた方が良いと思います。
宗派ってあまり意識したことが無かったのですが、地域ごとに差があったりするのでしょうか。
藤井:主要八宗(天台宗・真言宗・浄土宗・浄土真宗本願寺派・浄土真宗大谷派・臨済宗・曹洞宗・日蓮宗)に関しては、どの地域も変わらないと思います。
ですから、それぞれの名前と、葬儀の流れを把握するのが良いのではないでしょうか。
特に未経験の場合、葬儀の流れを把握しておくのは大切です。
人が亡くなってから、葬儀をして納骨、法事まで行うのであれば、どんな流れで、どんな手続きをいつ行うのか、どうお手伝いできるのかを覚えておくと、次に自分が何をするべきなのか、先輩たちが何をしているのかが分かりやすくなると思います。
流れを早めに掴めば不安も減りますし、研修の内容も頭に入りやすくなるのでおすすめです。
たしかに、人が亡くなってからどんな風に物事が進むのか、意外と知らないかもしれませんね。
竹村:大体一番最初に任される仕事は、死亡診断書を受け取って、それを最寄りの役所に届けることだと思います。火葬届交付を受けるというお使いですね。
これは葬儀社あるあるなんですね
藤井:そうですね、誰でも初日でできるので。皆さんここからスタートして、次第に葬儀のお仕事に携わっていくという流れが多いと思います。
初めのうちは分からないことだらけで不安だと思いますから、どんな流れで葬儀まで進むのか、きちんと把握して臨むことで、その不安も解消できます。
大変なことも多いですが、それと同時にやりがいもあり、長く続けられるお仕事だと思います。ぜひ気になる求人があれば、まずはお問い合わせから始めていただけたらなと思います。
今回はそんなエージェントに、葬祭業界で働くことになったきっかけや、やりがいなどを聞きました。
葬祭ジョブ 転職エージェント
藤井
大学生のころに互助会系葬儀社にてアルバイトを経験後、新卒で葬儀社に入社。
3年間経験を積んだのち、結婚を機に葬祭ジョブに入社。
葬祭ジョブ 転職エージェント
竹村
幼少期に母を亡くした経験から、葬祭業界への挑戦を決意。
大学卒業後に互助会系葬儀社にて4年間経験を積んだのち、葬祭ジョブへ入社。
藤井
大学生のころに互助会系葬儀社にてアルバイトを経験後、新卒で葬儀社に入社。
3年間経験を積んだのち、結婚を機に葬祭ジョブに入社。
葬祭ジョブ 転職エージェント
竹村
幼少期に母を亡くした経験から、葬祭業界への挑戦を決意。
大学卒業後に互助会系葬儀社にて4年間経験を積んだのち、葬祭ジョブへ入社。
分からないからこそ!葬祭ジョブを使ってほしい理由
葬祭業界には様々なお仕事がありますが、それぞれどのような働き方をしたい方に向いているんでしょうか。藤井:女性の場合、育休や産休をしっかりとったり、プライベート重視で働くのであれば、葬祭ディレクターよりもセレモニースタッフや、納棺師の方が働きやすいと思います。
夜間勤務がないのは大きいです。
私がいた葬儀社に限るのかもしれませんが、葬祭ディレクターは連休が取りにくかったなというイメージです。
竹村:私がいた会社の場合、葬祭部門はシフト制で一応希望休を取ることができました。ただ、直前で予定が変わることもあるので、先々の予定が立てにくいというのはあるかもしれないですね。
このような勤務管理の面に関しては、会社ごとに本当に差が大きいので、一概には言えない部分だと思います。
藤井:葬祭ジョブに登録をいただいた葬祭業界未経験の方からは「葬祭業ってブラックじゃないですか?」という質問をよくいただきますが、業界全体としては、かなり改善されてきているように感じます。
竹村:私がいた会社では、産休育休を取得される方もいましたし、労務管理もしっかりしていました。こうした働きやすさについては、大手葬儀社のほうが整っているかもしれません。
藤井:そうですね。会社ごとにかなり違いはありますよね。
私が大学卒業後に入社した会社は、年間休日が70~80日で、有休もありませんでした。
給与の基本給の中にいろいろな手当てが含まれていて、何かあるとその基本給から天引きされてしまうんです。
たとえば社用車に傷をつけたと言われたことがあって、半年間毎月5,000円、計3万円天引きされたこともあります。
とんでもないですね。
藤井:また、コロナの濃厚接触者になったときは出勤停止だったのですが、1月に9日間しか出勤できなかったんです。その時は9日分の給与しか支払われなかったですね……。
こんな風に、求人の募集要項を見ただけでは分からない情報もたくさんありますから、気になる求人や疑問に思ったポイントは、ぜひ葬祭ジョブに問い合わせていただけたらと思います。
私はこういった経験をしてきたからこそ、葬祭ジョブを使うメリットを感じます。
募集要項だけでは分からない情報もしっかり確認したうえで転職先を選ぶことが成功につながる鍵だと思います。
私が以前働いていた会社では「基本給29万円」っていう求人広告を出しているんですよ。でもそれは、月に10回会社に泊まった場合の給与なんです。
こんな風に、それはおかしくない?という求人もありますから、そういった点も注意してほしいと思います。
夜間帯勤務に入るのか入らないのか、残業代はどうか、ちゃんと勤務時間の管理をしているのか、こういうことをぜひ葬祭ジョブに聞いていただきたいですね。
自分では聞きにくいけれど、知りたいことってありますよね。
他に葬儀社で働く前に知っておいた方が良いことはありますか。
藤井:18時以降の勤務が絶対に発生する仕事だということは、知っておいた方が良いと思います。
毎日ではありませんが、お通夜があればその分帰りも遅くなりますし、入社してから「こんなはずじゃなかった!」とならないためにも、勤務時間はしっかりと把握しておいたほうが良いですね。
あとは、お彼岸やお盆、寒中見舞いや喪中はがきなど、普通に生活しているとなかなか意識することがなくなってきた、日本の儀礼的な部分にもたくさん触れることになります。
カレンダーの友引とか「こんな風に気にする人もいるんだな」というのはびっくりされるかもしれませんね。
ありがとうございます。
意外と稼げない?明るい人が多い?葬儀社のイメージとギャップ
お二人が葬儀社に入社して感じたギャップはありますか。藤井:会社によるのですが、意外と稼げない期間があるな、と思いましたね。
未経験で入社すると、最初は当然研修からスタートします。
葬祭ディレクターとして1人で見積もりして、お客様からお金を頂けるようになるまでは、そんなに多く稼げるわけではなかったですね。
竹村:私の場合は、葬祭業界で働く人は物静かな人が多そうだなぁと思っていたのですが、実際に働き始めると、全くそんなことはなかったんですよ。
飲み会が大好きな人とか、カラオケでめちゃくちゃ盛り上がるタイプの人、休みには毎回アウトドアを楽しむ人もいました。世間一般の葬儀社のイメージと、内側から見る葬儀社って、だいぶ違うんだなというのは強く感じました。
日頃、落ち着いた雰囲気を出している分、気持ちも落ち込みやすい人もいると思います。だからこそ、そんな気持ちをカバーするように、みんなで雑談をしたり、社内でお楽しみ会を開いたりもしましたね。
メンタルケアも大切にしている会社だったんですね。
他にもギャップってありましたか。
藤井:1件の葬儀を行うのに、想像よりもずっとたくさんの人が関わっているんだな、ということは、葬祭業界に入らなければ分からなかったと思いますね。
葬儀社が全てやっているわけではなく、搬送業者さんや納棺師さん、料理屋さんや配膳の担当者さん、セレモニースタッフや司会の人、お花屋さんや返礼品屋さんなど、たくさんの人が携わっているんです。
そのようなたくさんの人達をまとめるのが葬祭ディレクターというお仕事なんです。
なるほど、指示を出すという感じではなくまとめるイメージなんですね。
藤井:ご遺族のお話を聞くのは基本的にディレクターだけですから、伺った要望をそれぞれの担当者に伝えるチームの連絡役でもありますね。
では、葬儀社で働く前に、事前に覚えておいた方が良いことはありますか。
藤井:内定をもらってから入社までに覚えた方が良いことというと、仏教の宗派の種類ですね。たとえ未経験で入社初日であっても、葬儀の会場に立っていればご遺族は葬儀社の人だと思われます。
お通夜の会場に立っていると「この葬儀って何宗ですか?」とか「お焼香何回したらいいですか?」「何時までの式ですか?」など、簡単な質問をよくされます。
ですから、自分が携わる葬儀の基本的な情報は把握できるようにしておいた方が良いと思います。
宗派ってあまり意識したことが無かったのですが、地域ごとに差があったりするのでしょうか。
藤井:主要八宗(天台宗・真言宗・浄土宗・浄土真宗本願寺派・浄土真宗大谷派・臨済宗・曹洞宗・日蓮宗)に関しては、どの地域も変わらないと思います。
ですから、それぞれの名前と、葬儀の流れを把握するのが良いのではないでしょうか。
特に未経験の場合、葬儀の流れを把握しておくのは大切です。
人が亡くなってから、葬儀をして納骨、法事まで行うのであれば、どんな流れで、どんな手続きをいつ行うのか、どうお手伝いできるのかを覚えておくと、次に自分が何をするべきなのか、先輩たちが何をしているのかが分かりやすくなると思います。
流れを早めに掴めば不安も減りますし、研修の内容も頭に入りやすくなるのでおすすめです。
たしかに、人が亡くなってからどんな風に物事が進むのか、意外と知らないかもしれませんね。
竹村:大体一番最初に任される仕事は、死亡診断書を受け取って、それを最寄りの役所に届けることだと思います。火葬届交付を受けるというお使いですね。
これは葬儀社あるあるなんですね
藤井:そうですね、誰でも初日でできるので。皆さんここからスタートして、次第に葬儀のお仕事に携わっていくという流れが多いと思います。
初めのうちは分からないことだらけで不安だと思いますから、どんな流れで葬儀まで進むのか、きちんと把握して臨むことで、その不安も解消できます。
大変なことも多いですが、それと同時にやりがいもあり、長く続けられるお仕事だと思います。ぜひ気になる求人があれば、まずはお問い合わせから始めていただけたらなと思います。
株式会社Genten Links 葬祭ジョブ様の企業情報
■男女比 5:5
■残業 月10~20時間程度
■平均年齢 31.7歳
■社員率 正社員100%
■夜間当番 なし
■有休消化率 100%
■産休、育休実績の有無 産休育休実績ともにあり