今回は、株式会社八光殿に入社して3年目(※2025年度時点)の大西さんにお話しを伺いました。自身の経験からグリーフケアの重要性を感じ、八光殿の「感動葬儀」という理念に共感し、葬祭ディレクターとして活躍しています。
大学在学中はプログラミングやWebデザインを学んでいた大西さんが、なぜ葬祭業界の道を選んだのか?葬祭業界の魅力、働く中でのやりがい、そしてご遺族一人ひとりに寄り添うために心がけていることとは?大西さんの想いに迫りました。
大西:はい。新入社員として入社してすぐ、4月から6月にかけてまずは基礎研修がありました。その中で、代表の西川による研修も受けました。
どのような内容が印象に残っていますか。
大西:2つあります。「反省ではなく内省をしなさい」ということと、「本学と末学」についてです。
内省については、感情的にならずに「何が問題だったのか」「次にどうすればよくなるのか」を考えて行動することが大事だと教わりました。これは、西川が度々言っています。当たり前のことですが、葬儀の仕事ではその当たり前をしっかりできるかが重要だと学びました。
「本学と末学」については、葬儀は知識や技術が求められる仕事ですが、そこに人間性が伴わなければ本当に良い仕事はできないという話が心に残っています。
研修で学んだことがどのように実務で活かされていますか。
大西:毎回担当したお式が終わるたびに振り返りをして、「何がよかったのか・どうすればもっとよかったか」「どういった学びがあったのか」をまとめています。振り返りながら記録として可視化することで、自分自身の成長にもつながっていると感じることができますし、仕事を引きずらずに切り替えることもできています。
また、お客様と良い距離感を保てたかどうかでお客様の満足度は大きく変わると感じています。このお仕事は信頼関係を築くことがとても重要なので、「本学」にあたる人間性の部分をしっかりと作っていくことを日々意識しています。
素晴らしいですね。その振り返りは会社のシステムですか。
担当した式ごとに振り返りを重ねてきた記録の一部。地道な積み重ねで成長につなげている。
大西:いえ、私が自主的にやっています。ただ、ほとんどの社員が自主的に振り返りを行っていると思います。私は昔から、周囲の評価と自己評価にズレがあることがコンプレックスでした。「しっかりしているね」「頼りになるね」と言われる一方で、自分の中では分からないことだらけで、まだまだ未熟だと感じることが多く、そのギャップに戸惑うこともありました。
そんなこともあり、「だったら周囲の評価に自分を合わせていこう」と考えるようになりました。ですから、日々の業務や振り返りを大切にし、成長のための糧として少しずつでも前に進むことを意識しています。
ありがとうございます。
八光殿のクレドにはワーク・ライフ・バリューが掲げられていますが、大西さんは仕事以外でどのようなことを大切にされていますか。
大西:私は、経験にお金をかけることと、日々の心の余裕を大切にすることを意識しています。
経験にお金をかけるという意味では、昨年は一人旅に挑戦しました。九州、福井、北海道を訪れ、それぞれ違った移動手段を使いました。九州へはフェリーにバイクを積んで行き、福井へは電車で、北海道へは飛行機で向かいました。
忙しい日々の中でも、長期休暇でリフレッシュする時間を大切にしている大西さん。九州バイク旅行フェリーにて。
旅の目的は、自分一人で計画し、宿泊先や移動手段を手配することで、「何でも一人でできる」という自信をつけること、そして、知らない土地で初めて会う人々と触れ合いながら、新しい刺激を得て自分と向き合う時間を作ることでした。
また、日々の余裕を大切にするというのは、忙しい毎日の中でも、美しいものを見て「綺麗だな」と思える心を養いたい、という気持ちからです。月が綺麗だったり、花が咲いていたり、そうした「自然にある小さな当たり前」に気づける心の余裕を常に持ちたいと思っています。
旅先での印象的なエピソードはありますか。
大西:私は一人で外食に行くのが好きで、散歩中に見つけたお店に入ることが多いです。そこで地元の方と話したり、「おすすめのモーニングはどこですか?」と尋ねたりすることで、自然とコミュニケーションが生まれます。
九州の旅では、バイクで地獄めぐりをしていた際、オーストラリアから来られた2人組に「素敵なバイクだね。残りの2か所を一緒に回らない?」と英語で声をかけられました。英語は得意ではありませんが、ジェスチャーやGoogle翻訳を使って何とか会話をしながら、楽しい時間を過ごしたのが印象に残っています。
葬祭業界は忙しいイメージがありますが、八光殿では余裕のある働き方ができていると感じますか。
大西:繁忙期は本当に忙しくて、家に帰ってご飯を食べ、お風呂に入って寝るだけという日もあります。ただ、八光殿では長期休暇を取ることができるので、その計画を楽しみにしながら乗り切るようにしています。
昨年の一人旅では、九州は5連休、福井は3連休、北海道は4連休をいただきました。八光殿ではみんな平等に休みが与えられるので、「次の連休はどこどこに行ってきます!」と言えば「いいやん、楽しんできて!」という雰囲気があり、休みを取りにくいと感じることがないのがありがたいです。
次の長期休暇では、沖縄の石垣島に行きたいと考えています!
沖縄、楽しみですね!
大西:お客様に「担当が大西由萌で良かった」と思っていただけるようなお葬式を提供することが目標です。そして、ご家族様が少しでも自分自身を大切にできる時間を持てるような場をつくりたいと考えています。
正直この2年間は、教えていただいたことを必死に覚えての繰り返しで、あっという間に過ぎてしまいました。3年目を迎えるにあたり、これまで曖昧だった部分や分からなかったことを一つひとつ解消し、後輩にしっかりと技術や知識を伝えられる存在になりたいです。お客様や後輩社員からは「困ったら大西由萌に聞こう」、社内からは「この仕事は大西由萌に任せよう」と思ってもらえるような人財になる事を目指します。
今は主に家族葬を担当していますが、将来的には町会葬や合同葬、社葬など、規模の大きなお葬式を任せていただけるようなスキルを磨いていきたいと思います。
最後に、就活生へのメッセージをお願いします。
大西:葬儀業界での仕事は、自分自身と向き合える仕事です。人との縁に感謝しながら働ける魅力的な仕事だと思います。また、お葬式は社内のスタッフだけでなく、協力会社の皆さんと一緒に作り上げていくものです。人と接する仕事の中でも最も人の「心」に寄り添えるような仕事がしたい方、そしてチームで一つのものを創り上げることが好きな方は、ぜひ葬祭業界、そして八光殿に興味を持っていただけたら嬉しいです。
また、葬儀に限らず、湯灌師や生花店など、葬儀業界に関連するお仕事もたくさんあります。広い視野を持って、自分に合った道を選んでください。応援しています!
ありがとうございました。
大学在学中はプログラミングやWebデザインを学んでいた大西さんが、なぜ葬祭業界の道を選んだのか?葬祭業界の魅力、働く中でのやりがい、そしてご遺族一人ひとりに寄り添うために心がけていることとは?大西さんの想いに迫りました。

株式会社八光殿
業務部 第一業務課 葬儀式典係:大西 由萌(おおにし・ゆめ)さん
現在入社3年目。八光殿の「感動葬儀」と「自分にしかできない仕事がしたい」という価値観の一致が入社の決め手。研修で学んだ「内省」を活かし、葬祭ディレクターとして日々成長中。
業務部 第一業務課 葬儀式典係:大西 由萌(おおにし・ゆめ)さん
現在入社3年目。八光殿の「感動葬儀」と「自分にしかできない仕事がしたい」という価値観の一致が入社の決め手。研修で学んだ「内省」を活かし、葬祭ディレクターとして日々成長中。
研修で学んだ「内省」と「本学と末学」を実務に活かし成長の糧とする。
八光殿の研修制度についてお聞かせください。若手社員向けの階層別研修には参加されていますか。大西:はい。新入社員として入社してすぐ、4月から6月にかけてまずは基礎研修がありました。その中で、代表の西川による研修も受けました。
どのような内容が印象に残っていますか。
大西:2つあります。「反省ではなく内省をしなさい」ということと、「本学と末学」についてです。
内省については、感情的にならずに「何が問題だったのか」「次にどうすればよくなるのか」を考えて行動することが大事だと教わりました。これは、西川が度々言っています。当たり前のことですが、葬儀の仕事ではその当たり前をしっかりできるかが重要だと学びました。
「本学と末学」については、葬儀は知識や技術が求められる仕事ですが、そこに人間性が伴わなければ本当に良い仕事はできないという話が心に残っています。

大西:毎回担当したお式が終わるたびに振り返りをして、「何がよかったのか・どうすればもっとよかったか」「どういった学びがあったのか」をまとめています。振り返りながら記録として可視化することで、自分自身の成長にもつながっていると感じることができますし、仕事を引きずらずに切り替えることもできています。
また、お客様と良い距離感を保てたかどうかでお客様の満足度は大きく変わると感じています。このお仕事は信頼関係を築くことがとても重要なので、「本学」にあたる人間性の部分をしっかりと作っていくことを日々意識しています。
素晴らしいですね。その振り返りは会社のシステムですか。

そんなこともあり、「だったら周囲の評価に自分を合わせていこう」と考えるようになりました。ですから、日々の業務や振り返りを大切にし、成長のための糧として少しずつでも前に進むことを意識しています。
ありがとうございます。
八光殿のクレドにはワーク・ライフ・バリューが掲げられていますが、大西さんは仕事以外でどのようなことを大切にされていますか。
大西:私は、経験にお金をかけることと、日々の心の余裕を大切にすることを意識しています。
経験にお金をかけるという意味では、昨年は一人旅に挑戦しました。九州、福井、北海道を訪れ、それぞれ違った移動手段を使いました。九州へはフェリーにバイクを積んで行き、福井へは電車で、北海道へは飛行機で向かいました。

また、日々の余裕を大切にするというのは、忙しい毎日の中でも、美しいものを見て「綺麗だな」と思える心を養いたい、という気持ちからです。月が綺麗だったり、花が咲いていたり、そうした「自然にある小さな当たり前」に気づける心の余裕を常に持ちたいと思っています。
旅先での印象的なエピソードはありますか。
大西:私は一人で外食に行くのが好きで、散歩中に見つけたお店に入ることが多いです。そこで地元の方と話したり、「おすすめのモーニングはどこですか?」と尋ねたりすることで、自然とコミュニケーションが生まれます。
九州の旅では、バイクで地獄めぐりをしていた際、オーストラリアから来られた2人組に「素敵なバイクだね。残りの2か所を一緒に回らない?」と英語で声をかけられました。英語は得意ではありませんが、ジェスチャーやGoogle翻訳を使って何とか会話をしながら、楽しい時間を過ごしたのが印象に残っています。
葬祭業界は忙しいイメージがありますが、八光殿では余裕のある働き方ができていると感じますか。
大西:繁忙期は本当に忙しくて、家に帰ってご飯を食べ、お風呂に入って寝るだけという日もあります。ただ、八光殿では長期休暇を取ることができるので、その計画を楽しみにしながら乗り切るようにしています。
昨年の一人旅では、九州は5連休、福井は3連休、北海道は4連休をいただきました。八光殿ではみんな平等に休みが与えられるので、「次の連休はどこどこに行ってきます!」と言えば「いいやん、楽しんできて!」という雰囲気があり、休みを取りにくいと感じることがないのがありがたいです。
次の長期休暇では、沖縄の石垣島に行きたいと考えています!
沖縄、楽しみですね!
ご遺族に寄り添い、信頼される葬儀ディレクターを目指して。
では、今後の目標について教えてください。大西:お客様に「担当が大西由萌で良かった」と思っていただけるようなお葬式を提供することが目標です。そして、ご家族様が少しでも自分自身を大切にできる時間を持てるような場をつくりたいと考えています。
正直この2年間は、教えていただいたことを必死に覚えての繰り返しで、あっという間に過ぎてしまいました。3年目を迎えるにあたり、これまで曖昧だった部分や分からなかったことを一つひとつ解消し、後輩にしっかりと技術や知識を伝えられる存在になりたいです。お客様や後輩社員からは「困ったら大西由萌に聞こう」、社内からは「この仕事は大西由萌に任せよう」と思ってもらえるような人財になる事を目指します。

最後に、就活生へのメッセージをお願いします。
大西:葬儀業界での仕事は、自分自身と向き合える仕事です。人との縁に感謝しながら働ける魅力的な仕事だと思います。また、お葬式は社内のスタッフだけでなく、協力会社の皆さんと一緒に作り上げていくものです。人と接する仕事の中でも最も人の「心」に寄り添えるような仕事がしたい方、そしてチームで一つのものを創り上げることが好きな方は、ぜひ葬祭業界、そして八光殿に興味を持っていただけたら嬉しいです。
また、葬儀に限らず、湯灌師や生花店など、葬儀業界に関連するお仕事もたくさんあります。広い視野を持って、自分に合った道を選んでください。応援しています!
ありがとうございました。