※本記事は2023年に実施した取材内容をもとに、2026年の再取材を加え、現在の状況を反映して再編集しています。
今回は株式会社公益社のMさんに、採用に関するこだわりや入社後の研修、さらには今後の人材育成のビジョンまで、幅広くお話を伺いました。
M:意外と単純な理由ではないかな、と考えています。
葬儀業界は他の業界に比べてリピートは多くありませんが、当社で葬儀をしていただいた後、別のご家族が亡くなったので、とお声がけをいただく事がとても多いんです。
またご友人やご親戚、お知り合いの葬儀で当社の会館を利用し、その時にとても良かったので、とご依頼をいただく場合もあります。ですから、普段の当社社員のサービスを含め、総合的な品質の高さが新たなご依頼をいただくきっかけに繋がっているのだと思います。
あとは会館の立地の影響も考えられますね。アクセスしやすい場所に会館が多くありますので、お車でいらっしゃる方も電車を利用される方も参列しやすい場所、ということでご依頼をいただけるケースもあるのだと思います。
長い時間をかけて積み重ねてきた結果という事ですね。
近年、葬儀のスタイル自体にはどのような変化がありますか。
M:コロナ禍を経て、葬儀の形式も大きく変わりました。参列者数は減少傾向にありますが、その分、家族や近しい方だけで過ごすお別れの時間がより濃密になっています。
飲食を避ける代わりに、祭壇の装飾やメモリアルグッズなど、「その人らしさ」にこだわる方が増えました。また、エンバーミングを施してご自宅安置をしやすくし、グルメギフトをお渡しするなどの選択肢も増え、ご自宅で故人を偲んでもらうような新たなスタイルも生まれています。
貴社では半数のお客様がエンバーミングを利用されると伺いました。
貴社が考えるエンバーミングの魅力や、お客様が希望される理由を教えて下さい。
M:お別れの時間というのは、ご遺族にとって一生心に残る時間です。エンバーミングによって、生前の姿に近い状態でお別れができることは、ご遺族の心の整理や癒しにもつながります。
コロナ禍では感染症対策としての意味合いも大きく、安心してお別れしていただける点もご好評をいただいていました。実際には「エンバーミングをしたい」という明確な要望よりも、ディレクターからの提案によってご選択いただくケースが多いですね。
M:葬儀を終えたあとにも、仏壇やお墓、相続や遺品整理など、さまざまな課題がご遺族には残ります。当社ではそれらを一貫してサポートする体制を整えてきました。
例えば、近年は「お墓や仏壇を持たない」「サイズの大きなものよりは、お手元で供養される小さなものや、リビングに置いても違和感のないデザインのもの」といったご要望が増えています。ご家族ごとの生活スタイルや価値観に合わせた提案が必要だと強く感じています。
また、樹木葬や墓じまいといった新しいニーズにも対応しており、元気なうちから家族と相談する「終活」の重要性も広く伝えていきたいと思っています。
ありがとうございます。
柔軟なアフターフォローを提供されていると思いますが、それが実現できている要因はどこにあるとお考えですか。
M:すべてのサービスの根底には、「目の前のご遺族を支えたい」という想いがあります。アフターフォローもその気持ちが葬儀後まで続いている形です。ご遺族の悲しみに対して、最も近くに寄り添える存在として、何かできることはないか?と考え続けた結果、実際のサービスとして形作られてきました。
例えば、「陽だまりの会」という遺族会もその一つです。お墓やお仏壇のご提案にとどまらず、グリーフケアとしての役割も担っています。
現場の声を起点に、「今、何が必要か」を汲み取りながら事業化していく社風があるからこそ、柔軟な対応が実現できているのだと思います。今後も現場の声を大切にしながら、新たなサービスづくりに取り組んでいきたいと考えています。
M:葬儀という仕事自体をイメージしにくい方が多いのが現状です。だからこそ、なるべくオープンに、現場のリアルな声を発信することが大切だと考えています。当社ではnoteなどを活用し、社員インタビューを掲載したり、新卒向けのインターンシップを実施したりして、業界や仕事の理解を深めてもらう取り組みを続けています。
また、現在は管理職候補を外部から迎える採用も進めています。
単に「経験者だから」という理由だけの採用ではなく、当社の価値観を理解し、柔軟に変化を受け入れてともに成長していける方と出会いたいですね。
ありがとうございました。
【編集後記】
葬祭業界のこれからを見据え、制度や仕組みの整備を進めながらも、何より「人」を中心に据えて育てていく。今回のインタビューでは、Mさんの言葉の端々から、そんな公益社のあたたかく芯のある人材観が感じられました。
経験よりも、想いや信念、そして素直さ。多様な人が活躍できる場をつくるには、制度や評価以上に、支え合える「空気」や「文化」が大切なのかもしれません。
『人を育てることは、会社を育てること』
この言葉が自然と浮かんでくるような取材でした。
葬祭業界で働きたいと考える方にとって、公益社の姿勢はきっと一つの指針になるのではないでしょうか。
今回は株式会社公益社のMさんに、採用に関するこだわりや入社後の研修、さらには今後の人材育成のビジョンまで、幅広くお話を伺いました。

株式会社公益社 人事
M様
介護業界にて長年勤務後、2021年に株式会社公益社へ入社。
現在は、同社人事部にて人材採用の中核を担う。
M様
介護業界にて長年勤務後、2021年に株式会社公益社へ入社。
現在は、同社人事部にて人材採用の中核を担う。
コロナ禍と葬儀の変化、そして密度の濃いお別れへ
近年の施行件数は増加傾向とのことですが、その要因はなんだとお考えですか。M:意外と単純な理由ではないかな、と考えています。
葬儀業界は他の業界に比べてリピートは多くありませんが、当社で葬儀をしていただいた後、別のご家族が亡くなったので、とお声がけをいただく事がとても多いんです。
またご友人やご親戚、お知り合いの葬儀で当社の会館を利用し、その時にとても良かったので、とご依頼をいただく場合もあります。ですから、普段の当社社員のサービスを含め、総合的な品質の高さが新たなご依頼をいただくきっかけに繋がっているのだと思います。
あとは会館の立地の影響も考えられますね。アクセスしやすい場所に会館が多くありますので、お車でいらっしゃる方も電車を利用される方も参列しやすい場所、ということでご依頼をいただけるケースもあるのだと思います。
長い時間をかけて積み重ねてきた結果という事ですね。
近年、葬儀のスタイル自体にはどのような変化がありますか。
M:コロナ禍を経て、葬儀の形式も大きく変わりました。参列者数は減少傾向にありますが、その分、家族や近しい方だけで過ごすお別れの時間がより濃密になっています。
飲食を避ける代わりに、祭壇の装飾やメモリアルグッズなど、「その人らしさ」にこだわる方が増えました。また、エンバーミングを施してご自宅安置をしやすくし、グルメギフトをお渡しするなどの選択肢も増え、ご自宅で故人を偲んでもらうような新たなスタイルも生まれています。

貴社が考えるエンバーミングの魅力や、お客様が希望される理由を教えて下さい。
M:お別れの時間というのは、ご遺族にとって一生心に残る時間です。エンバーミングによって、生前の姿に近い状態でお別れができることは、ご遺族の心の整理や癒しにもつながります。
コロナ禍では感染症対策としての意味合いも大きく、安心してお別れしていただける点もご好評をいただいていました。実際には「エンバーミングをしたい」という明確な要望よりも、ディレクターからの提案によってご選択いただくケースが多いですね。
後悔のない「終活」を重視!ライフエンディングサポート事業のこれから
ライフエンディングサポート事業にも力を入れておられるそうですね。M:葬儀を終えたあとにも、仏壇やお墓、相続や遺品整理など、さまざまな課題がご遺族には残ります。当社ではそれらを一貫してサポートする体制を整えてきました。
例えば、近年は「お墓や仏壇を持たない」「サイズの大きなものよりは、お手元で供養される小さなものや、リビングに置いても違和感のないデザインのもの」といったご要望が増えています。ご家族ごとの生活スタイルや価値観に合わせた提案が必要だと強く感じています。
また、樹木葬や墓じまいといった新しいニーズにも対応しており、元気なうちから家族と相談する「終活」の重要性も広く伝えていきたいと思っています。

柔軟なアフターフォローを提供されていると思いますが、それが実現できている要因はどこにあるとお考えですか。
M:すべてのサービスの根底には、「目の前のご遺族を支えたい」という想いがあります。アフターフォローもその気持ちが葬儀後まで続いている形です。ご遺族の悲しみに対して、最も近くに寄り添える存在として、何かできることはないか?と考え続けた結果、実際のサービスとして形作られてきました。
例えば、「陽だまりの会」という遺族会もその一つです。お墓やお仏壇のご提案にとどまらず、グリーフケアとしての役割も担っています。
現場の声を起点に、「今、何が必要か」を汲み取りながら事業化していく社風があるからこそ、柔軟な対応が実現できているのだと思います。今後も現場の声を大切にしながら、新たなサービスづくりに取り組んでいきたいと考えています。
葬儀業界の人材確保に向けた取り組みは、オープンな情報発信が鍵!
最後に、今後の人材確保について教えてください。M:葬儀という仕事自体をイメージしにくい方が多いのが現状です。だからこそ、なるべくオープンに、現場のリアルな声を発信することが大切だと考えています。当社ではnoteなどを活用し、社員インタビューを掲載したり、新卒向けのインターンシップを実施したりして、業界や仕事の理解を深めてもらう取り組みを続けています。
また、現在は管理職候補を外部から迎える採用も進めています。
単に「経験者だから」という理由だけの採用ではなく、当社の価値観を理解し、柔軟に変化を受け入れてともに成長していける方と出会いたいですね。
ありがとうございました。
【編集後記】
葬祭業界のこれからを見据え、制度や仕組みの整備を進めながらも、何より「人」を中心に据えて育てていく。今回のインタビューでは、Mさんの言葉の端々から、そんな公益社のあたたかく芯のある人材観が感じられました。
経験よりも、想いや信念、そして素直さ。多様な人が活躍できる場をつくるには、制度や評価以上に、支え合える「空気」や「文化」が大切なのかもしれません。
『人を育てることは、会社を育てること』
この言葉が自然と浮かんでくるような取材でした。
葬祭業界で働きたいと考える方にとって、公益社の姿勢はきっと一つの指針になるのではないでしょうか。
燦ホールディングス株式会社/株式会社公益社様の企業情報
■残業 30時間
■平均年齢 49.2歳
■産休、育休実績の有無 産休・育休実績、復帰実績ともに有り













