今回は株式会社十全社の伊藤様にインタビューを行いました。
異業種から葬祭業界へ挑戦した際のお気持ちや、業種に捉われない新事業の立ち上げなど興味深いお話を伺いました。
伊藤:何よりも「売れるお米を作ること」ですね。
普通、農家の人は「おいしいお米を作ること」を目指すと思います。
ですが我々は企業ですから、お金を稼がねばなりません。
そのためにはおいしいお米であるだけではダメなんです。
売れるお米はおいしいだけでなく、付加価値のあるお米です。
おかげさまでおいしいお米を決めるコンテストで準グランプリを獲得することもでき、ブランド力のある良いお米に成長したと思います。
また、社内にも良い影響を与えることができていると思います。
農業ですから当然毎日汗水たらしてお世話をしなければなりません。
私が率先して泥まみれになりながら田植えをしたり、稲刈りをする姿を社員も見ているわけです。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ」という言葉があるように、率先して動く姿を見せることが明るい未来に繋がるのではないでしょうか。
「伊藤さんも頑張っているから、自分たちも頑張っていい商品を作ろう!頑張って販売しよう!」という意識を持ってもらえているように感じます。
いろいろな事業を行う当社ですが、私は人を育てる会社だととらえています。
社内にも良い影響をどんどん与え続けたいですね。
もちろん、最終的にはスタッフそれぞれが自分はどうなりたいのかを考えなければなりません。
そのため、不定期に部門長会議を開いています。
部下に将来についてどう考えてもらうか?上司の役割とは?などを話し合い、リーダー間で共有するようにしているんです。
幅広い事業を手掛けることで、どんな恩恵がありましたか。
伊藤:お客様が求めているものがどんなものなのか、生の声が聴けるのはとても大きいと思います。
たとえば葬儀の際に返礼品としてお送りするギフトの場合、当社で作ったギフトを実際に食べてもらうことで「もっとこんな商品がほしい」というご意見がたくさん聞けるようになりました。
自社製品を提供しているからこそ、様々なフィードバックをいただくことに繋がります。
こうしたフィードバックを多くもらうことで、その情報を元に新しい商品開発ができます。
情報が回収しやすくなるのはとても大きな強みだと思います。
ありがとうございます。
多くの部署を抱えておられますが、部署間の交流などもされているのでしょうか。
伊藤:実は部署を越えた交流も大切にしていて、いくつか取り組みがあります。
まず一つ目は「社内副業制度」です。
これは、日ごろは営業部で働く人に生花部門や料理の配膳業務など、全く異なる部門で働いてもらうというものです。
どうしても自分が担当する仕事以外はどんな働き方なのか分かりませんし、仕事の大変さも理解できませんよね。
そこで全く関係のない部署で働いてもらいます。
その部署でどんな人が働いているのか、一体どんな仕事なのか知ってもらおうというものです。
お互いの仕事を理解していれば、大変そうだから手伝おうとお互い支えあうことができます。
他には、2部署以上でグループ内食事会を行った場合、1人あたり3,000円を支給しています。
積極的に様々な部署と交流してもらい、新しい刺激を受けてほしいなと思っています。
また、交流会として年に4回様々なイベントを開催しています。
イベントでは部署同士がごちゃまぜになるので、日ごろは全く関わらない人と同じチームになります。
ボーリングやバドミントンなど、その都度異なる大会を開催しているんです。
勝ったら賞金が出るので、熱心に練習してから参加するチームもありますよ。
こうしたイベントやお祭りを頻繁に社内で開催しているので、チームの垣根を越えて団結しています。
ひとつの大きな家族といった意識が出来上がっていると思います。
社内交流が活発なんですね。
若い世代の中にはこうしたイベントへの参加に消極的な人もいると思いますが、どのように参加を促されているのでしょうか。
伊藤:無理に参加しろ!ということはありません。
たしかに昔に比べると、若い世代の社員は参加したがらない傾向があると思います。
しかし「変化しないと生き残れないよ」ということや「自分の考えだけではだめだよ」ということも彼らは理解しています。
結果、人との付き合いの大切さに気づき、自主的に参加しはじめることがほとんどですね。
社内ではどんどん新しい試行錯誤が行われ、事業が展開しています。
たくさんの変化があり、新しいことが始まる機会の多い環境だと思います。
多くの社員と交流する機会を得ることで自分自身の成長だけでなく、新たなアイディアに繋がることも多いです。
せっかくなら世代を問わず社内交流に積極的に参加してもらえたら嬉しいですね。
ありがとうございます。
最後に今後の貴社の目標を教えてください。
伊藤:様々な分野において「十全社は絶対必要だよね」と言っていただけるようになりたいですね。
今では後継者のいない田んぼを十全社に任せたいと言っていただくことも増えました。
また、葬儀の部分ではオンライン葬儀という新しい挑戦も始まりました。
一見何の関係もないように思えますが、どちらも困っている人たちがいるという共通点があります。
誰かの役に立ったり感謝されることで、十全社で働く人も十全社に仕事を任せた人も幸せを感じてもらえるようになれたらいいなと思います。
編集後記
葬祭業にとらわれず、幅広い事業を展開する十全社。
現状に満足せず、いつでも新しい挑戦をし続ける姿勢に強く感銘を受けました。
これからも伊藤様と十全社の新たな挑戦から目が離せません。
異業種から葬祭業界へ挑戦した際のお気持ちや、業種に捉われない新事業の立ち上げなど興味深いお話を伺いました。

穴太ホールディングス 株式会社十全社
代表取締役 伊藤 和彦さん
祖母の葬儀をきっかけに葬祭業界へ挑戦。
現在は葬祭業だけでなく、農繁期にはグループ企業で田植え機・コンバインのオペレーターやその他の農作業も担当している。
代表取締役 伊藤 和彦さん
祖母の葬儀をきっかけに葬祭業界へ挑戦。
現在は葬祭業だけでなく、農繁期にはグループ企業で田植え機・コンバインのオペレーターやその他の農作業も担当している。
違う事業を展開するからこそ、大切にされていること
お米を作るうえで、大切にされていることは何ですか。伊藤:何よりも「売れるお米を作ること」ですね。
普通、農家の人は「おいしいお米を作ること」を目指すと思います。
ですが我々は企業ですから、お金を稼がねばなりません。
そのためにはおいしいお米であるだけではダメなんです。
売れるお米はおいしいだけでなく、付加価値のあるお米です。
おかげさまでおいしいお米を決めるコンテストで準グランプリを獲得することもでき、ブランド力のある良いお米に成長したと思います。
また、社内にも良い影響を与えることができていると思います。
農業ですから当然毎日汗水たらしてお世話をしなければなりません。
私が率先して泥まみれになりながら田植えをしたり、稲刈りをする姿を社員も見ているわけです。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ」という言葉があるように、率先して動く姿を見せることが明るい未来に繋がるのではないでしょうか。
「伊藤さんも頑張っているから、自分たちも頑張っていい商品を作ろう!頑張って販売しよう!」という意識を持ってもらえているように感じます。
いろいろな事業を行う当社ですが、私は人を育てる会社だととらえています。
社内にも良い影響をどんどん与え続けたいですね。
もちろん、最終的にはスタッフそれぞれが自分はどうなりたいのかを考えなければなりません。
そのため、不定期に部門長会議を開いています。
部下に将来についてどう考えてもらうか?上司の役割とは?などを話し合い、リーダー間で共有するようにしているんです。
幅広い事業を手掛けることで、どんな恩恵がありましたか。
伊藤:お客様が求めているものがどんなものなのか、生の声が聴けるのはとても大きいと思います。
たとえば葬儀の際に返礼品としてお送りするギフトの場合、当社で作ったギフトを実際に食べてもらうことで「もっとこんな商品がほしい」というご意見がたくさん聞けるようになりました。
自社製品を提供しているからこそ、様々なフィードバックをいただくことに繋がります。
こうしたフィードバックを多くもらうことで、その情報を元に新しい商品開発ができます。
情報が回収しやすくなるのはとても大きな強みだと思います。
ありがとうございます。
「社内副業制度」と「交流会」で社内交流を活発に。

伊藤:実は部署を越えた交流も大切にしていて、いくつか取り組みがあります。
まず一つ目は「社内副業制度」です。
これは、日ごろは営業部で働く人に生花部門や料理の配膳業務など、全く異なる部門で働いてもらうというものです。
どうしても自分が担当する仕事以外はどんな働き方なのか分かりませんし、仕事の大変さも理解できませんよね。
そこで全く関係のない部署で働いてもらいます。
その部署でどんな人が働いているのか、一体どんな仕事なのか知ってもらおうというものです。
お互いの仕事を理解していれば、大変そうだから手伝おうとお互い支えあうことができます。
他には、2部署以上でグループ内食事会を行った場合、1人あたり3,000円を支給しています。
積極的に様々な部署と交流してもらい、新しい刺激を受けてほしいなと思っています。
また、交流会として年に4回様々なイベントを開催しています。
イベントでは部署同士がごちゃまぜになるので、日ごろは全く関わらない人と同じチームになります。
ボーリングやバドミントンなど、その都度異なる大会を開催しているんです。
勝ったら賞金が出るので、熱心に練習してから参加するチームもありますよ。
こうしたイベントやお祭りを頻繁に社内で開催しているので、チームの垣根を越えて団結しています。
ひとつの大きな家族といった意識が出来上がっていると思います。
社内交流が活発なんですね。
若い世代の中にはこうしたイベントへの参加に消極的な人もいると思いますが、どのように参加を促されているのでしょうか。
伊藤:無理に参加しろ!ということはありません。
たしかに昔に比べると、若い世代の社員は参加したがらない傾向があると思います。
しかし「変化しないと生き残れないよ」ということや「自分の考えだけではだめだよ」ということも彼らは理解しています。
結果、人との付き合いの大切さに気づき、自主的に参加しはじめることがほとんどですね。
社内ではどんどん新しい試行錯誤が行われ、事業が展開しています。
たくさんの変化があり、新しいことが始まる機会の多い環境だと思います。
多くの社員と交流する機会を得ることで自分自身の成長だけでなく、新たなアイディアに繋がることも多いです。
せっかくなら世代を問わず社内交流に積極的に参加してもらえたら嬉しいですね。
ありがとうございます。
最後に今後の貴社の目標を教えてください。

今では後継者のいない田んぼを十全社に任せたいと言っていただくことも増えました。
また、葬儀の部分ではオンライン葬儀という新しい挑戦も始まりました。
一見何の関係もないように思えますが、どちらも困っている人たちがいるという共通点があります。
誰かの役に立ったり感謝されることで、十全社で働く人も十全社に仕事を任せた人も幸せを感じてもらえるようになれたらいいなと思います。
編集後記
葬祭業にとらわれず、幅広い事業を展開する十全社。
現状に満足せず、いつでも新しい挑戦をし続ける姿勢に強く感銘を受けました。
これからも伊藤様と十全社の新たな挑戦から目が離せません。