株式会社LIVENT / お客様の求めるサービスを届けたい!「花葬儀」が誕生するまで|葬祭ジョブ

インタビュー

掲載日:2023年12月20日

株式会社LIVENT 代表取締役の三上様にインタビュー!
会社の立ち上げから、同社で提供されている「花葬儀」が生まれたきっかけ、独自のサービスを提供する上でのこだわりまでお話を伺いました。

株式会社LIVENT
三上 力央 様
オレゴン大学を卒業後、3年間コンサルティング会社にて勤務。
その後「花葬儀」を提供する株式会社LIVENTを立ち上げる。



お客様の求めるサービスを届けたい!「花葬儀」が誕生するまで

本日はどうぞよろしくお願いします。
早速ですが、三上様のこれまでのご経歴を教えてください。

三上:私は日本の大学を卒業後、アメリカのオレゴン大学へ留学し、起業家育成コースを選択していました。
スポーツ用品で有名なNIKEの創業者も輩出した大学で、同級生はみんな起業するために勉強しにくる人ばかりでした。

そんな中、私は将来的に父親の会社を2代目として継いで、会社をもっと大きくしたいと考えていたんです。

お父様の会社を継ごうと考えられていたんですね。
それがなぜ一から会社を立ち上げることになったのでしょうか。

三上:あるとき大学で「きみは何故ここに学びに来たんだ?」と質問されたことがありました。その時は素直に、父親の会社を継いでもっと大きくしたいと答えました。

「だからここで経営学を学んで……」と話したのですが「それで本当にいいのか?」「自分の人生を自分で表現しないのか?」ということを言われてはっとさせられたんです。

周りの同級生たちは、得意なことや好きなことを活かせる分野で起業を考えている人が多く「こんな業界にチャンスがある」と自らの考えを話してくれる人もいました。

そんな環境にいるうちに、私はどんな業界に携わりたいのか?自分に向いていることは何なのか?何に喜びを感じるのか?といったことを考えるようになりました。

それ以降、留学期間中に様々なアイディアをノートに書き溜めておいて、自分が好きなことや得意なことをリスト化していきました。
そうしている中で、自分に最も適していると思い至ったのが冠婚葬祭業だったんです。

私は小さい頃から誰かを喜ばせることが大好きでした。
おやつに大好きなプリンが出てきたら、自分ではなく真っ先に母親に食べさせて喜ぶ顔を見たがるような子供でした。

また、大学時代にはバックパッカーとして友人と旅行をする計画を立てていました。
当時情勢が不安定で危険もあったエジプトへ行くか行かないかでその友人と揉めましたが、私には「今エジプトに行けば彼は絶対に喜ぶに違いない」という確信がありました。

そんな私の押しもあって、エジプトから最終目的地のヨルダンまで行きましたが、今でも「あの時お前と一緒に行って人生観が変わった、どこででも生きていける自信がついた」と言ってくれます。

とにかくみんなが喜んでくれる、大きな喜びが返ってくるというのが大好きなんです。

まさに、冠婚葬祭業に一番通じる精神ですね。
三上:そうかもしれません。
ただ、社会の事を何も知らずに起業するというのは不安も強かったため、まずは就職して3年間だけ働くことにしました。

3年後には起業するわけですから、自分の目的に効果的にアプローチできる会社で働きたいと考えて、外資系のコンサルティング会社に入社しました。
お客様となるのは、会社の上層部の人たちや社長さんばかりですから、興味深いお話を直接聞けたり、様々な人とのお付き合いができて非常に勉強になりました。

その3年間も週末には起業に向けて、いろいろと準備を進めていました。

3年間しっかりと会社立ち上げに向けて準備されていたんですね。
ご家族からは冠婚葬祭業の会社を立ち上げることについて反対はなかったですか。

三上:葬儀を取り扱うことに関しては反対されましたね。
応援してもらえない時期もありましたが、私の中でやりたいことが明確にあったので、反対されてもやめようと思うことはありませんでした。

結婚式や葬儀という人生における一大イベントに、自分たちの手で、自分たちの企画で感動を作りたいという思いがとにかく強かったんです。

創業の具体的な動機は3つありました。
1つめが、一緒に働く仲間とともに、幸せを作りたいということ。
2つめが、感動や喜びを提供し、お客様の幸せを作ること。
そして3つめがイノベーション&アントレプレナーシップで、伝統と文化が何より重視されている葬祭業界に、イノベーションを起こそう、ということでした。

もちろん事業を立ち上げるにあたっては市場調査や分析も行いましたが、純粋な動機はこの3つでした。

このような3つの想いが会社の根幹にあるんですね。
三上:そうですね。ただ、こうした原点を忘れて「お客様がいるのに何してるんだ!」って社員を責めてしまったりする時期もありました。

今思えば「自分に近い人から幸せにしていくのが正しい順番」だとその時は理解できていなかったんですね。
お客様を第一に考えることはもちろん大切ですが、一緒に働いている仲間が幸せでないと、
お客様を幸せにすることも難しいのではないかな、と今は考えています。

ありがとうございます。

朝礼を社員の相互理解に繋げる!研修としても活用する15分

貴社では朝礼に力を入れておられますよね。きっかけは何だったのでしょうか。
三上:朝礼を導入したのは5年前で、もともとは社風作りの一環として開始しました。
以来、その時々で内容を見直してカスタマイズしながら、私たちらしい朝礼のスタイルを作り上げてきました。

基本的には準備されているトピックを音読した後、指名した社員に感想を発表してもらう流れです。
トピックはビジネスに関することから歴史や天気まで、様々なジャンルにわたっています。

毎日異なる内容について自分たちの考えをアウトプットすることになりますから、プレゼンテーションの練習にもなっています。
発信する能力は目に見えて上がっているのを感じています。

また何よりも、一緒に働く人の思考やその人となりを理解することにも繋がっていくのがいいですね。どんな仕事も人が生み出すものですから、お互いを理解することは仕事上でも良い影響を与えてくれるはずです。

それから、個人的には社員みんなの意見を聞くのがとても楽しいんです。
毎日のトピックも、普段の仕事ではなかなか話題に上がることのないテーマが多く、そういったテーマについて、世代の違う社員の話を聞ける点や、だんだん発信がうまくなっていく成長の過程を見られる、という点でも楽しめていますね。

どういったトピックがあるのか少し教えて下さい。
三上:例えば鵜飼について話をしたり、立春や立秋など暦に関する話題や、季節ごとの天気について取り上げられることもあります。
先日は、真夏日は30度以上の日に用いられ、35度以上になると猛暑日と定められているという話がありました。ところが最近では猛暑日のさらに上の酷暑日という新しい言葉が定められたんだそうです。

こうしたトピックが豊富に用意されていて、そのトピックごとに指名された社員が意見や感想を話すわけですから、毎朝「当てられるかも!」とドキドキしています。
私もこの話題は振られるだろうな、と予想出来ることもあれば、全くの不意打ちで指名されることもあるので、社員とともに適度な緊張感をもって参加しています。

貴社は「朝礼甲子園」にも出場され、2023年には最優秀賞を受賞されたそうですね。
受賞の決め手は何だとお考えですか。

朝礼甲子園での実演の様子。時間をかけてたどり着いた「LIVENTらしさ」は、他社の朝礼と違い落ち着いた雰囲気を大切にしているという。
三上:やはり5年間かけてカスタマイズしてきた「LIVENTらしさ」だったと思います。カスタマイズするときに大切にしていたのは、ナチュラル感と凜としたスタイルでした。

当社は女性スタッフが多いですし、コロナ禍でリモートワークをする社員もいますから、大声を出したりはせず、まずは少し瞑想します。
その後に体操をして軽く体を動かしてから、連絡と報告をするだけではなく、お互いの人となりを知る、会社の経営理念に触れるという流れになっています。

一般的に朝礼は「朝の情報共有やあいさつの時間である」と考えられがちですが、うまく取り組めば研修の時間に進化させることもできると考えています。

当社では毎日15分朝礼を行っていますが、月に20日行えば5時間分の研修になります。まとまった時間をとって研修に使うよりも、毎日コツコツと続ける方が、より身につくことも多いのではないでしょうか。

そういった意味でも、毎朝スタッフみんなで呼吸を合わせて、心をひとつにする時間を取ることは、当社にとってとても重要なことなんです。

花葬儀誕生のきっかけは「自分らしいお葬式をしたい」という声

実際に「花葬儀」で製作された祭壇。花の種類や色、葬儀と言う枠に囚われない自由な発想は根強い支持を集めている。
貴社では「花葬儀」を前面に押し出されていますが、どのような経緯でそうなったのでしょうか。
三上: 葬儀が全く分からない頃の私にとっては、どの葬儀もみんな同じに見えていました。祭壇のお花は白い菊ばかりですし、お経をあげてもらっても、その意味もよく理解できませんでした。
ですから、もっとその人らしいお葬式、自分らしいお葬式を提供したいと考えていたんです。

また、事業立ち上げ時のリサーチの一環で、300人くらいからアンケートを取ったのですが、その時に一番多かったのが「自分らしいお葬式をしたい」という声でした。
次に多かったのは「菊ばかり使われているのは嫌だから、好きな花を使いたい」というものでした。

会社設立前から感じていた業界への違和感や、事前リサーチの結果を反映させることで「花葬儀」は生まれました。

たしかに、葬儀の花といえば仏花である菊のイメージがまだまだ強いですね。
三上:そうでしょう。
これは「花葬儀」が生まれる前の話ですが、当社には葬儀社の下請けのお花屋さんで働いていた社員がいました。その社員から聞いた話では、いくらお花屋さんが花の種類に捉われない祭壇を作りたいと思っても、打ち合わせをするのは葬儀社ですから、そういった事ができなかったそうです。

ですから当社では、菊だけに捉われない、幅広いお花を使った葬儀を「花葬儀」として提供することにしたんです。人生と同じように一つとして同じものはない葬儀を作り上げるのが当社のこだわりです。

他にも、式場にプロジェクターを持ち込んで映画を流したり、音楽の生演奏をしたり、現場でエビフライを揚げたこともあります。

本当にユニークな葬儀ですね。
三上:そうですね。ただ、こうしたユニークなことをすると目立ちますから、バッシングと言いますか、伝統的ではないと批判されたこともありました。
それでもメディアに取り上げられるようになって、次第に周囲の評価が変わってきたように感じますし、ここ20年で菊以外の色々なお花を使った葬儀も珍しくなくなりましたよね。

創業動機でもあったイノベーション&アントレプレナーシップがひとつ達成できた結果ではないかなと思っています。

お客様のニーズだけでなく「自由にお花を使いたい」というお花屋さんの思いも汲み取って誕生したサービスだったんですね。
葬儀を作り上げるうえで、特に大切にされていることはなんでしょうか。

三上:当社では、ご家族のためというよりも、亡くなった故人様のために葬儀を行うことを大切にしています。

もちろんご遺族に寄り添うことも大切ですが、故人様がどんな葬儀をしたいのかということも重要だと思うんです。
ご遺族はほとんどの場合、故人様から亡くなった後の意向を聞いておられます。
「お金はかけなくていいよ」とか「火葬だけでいいよ」といった内容であることが多いのですが、これが本当に故人様の本心だったのか?というと、そうとは言い切れないと思うんです。

例えば「僕の誕生日なんて何もしなくていいよ、お金もかけなくていいしケーキもプレゼントもいらないよ」と言っていたとしても、本心では祝ってほしいだろうし、プレゼントをもらえばほとんどの人は嬉しいはずです。

人って大切な人には遠慮してしまうことが多いのが現実で、こういった本音と建て前的なことは、故人様が亡くなる直前に結構起きていると思います。
ですから当社では打ち合わせの段階で、故人様がどんな方だったのかをたくさん聞かせていただくようにしています。

それが花葬儀を作り上げるうえでとても大切なプロセスで、手間もお金もかかりますが、その分その人らしいお葬式を作ることができるようになります。

株式会社LIVENTの求人
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企業名 株式会社LIVENT
勤務地 東京都品川区南大井3-28-10 オリエントビル3階
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